スマート介護士は、介護ロボットに関する知識を活かしてそれぞれの介護現場に最適な介護ロボットの提案や活用の指導などを行い、介護業界におけるIT化の普及を目指す介護資格です。高齢化や介護の多様化を背景とした人手不足などの問題を解決するための業務の効率化、提供する介護サービスの質の向上などが主な目的です。
本来大きな需要があるはずの介護ロボットですが、介護現場の現状としては普及が進んでおらず、導入に踏み切ったものの業務の効率化に上手く役立てることができていない施設も数多くあります。スマート介護士は、このような施設でどのように介護ロボットを利用すれば施設全体の生産性の向上やオペレーションの改善につながるのかというIT技術の活用方法に関する指導を行ったり、問題解決に役立つ介護ロボットなどの提案を行ったりする役割を担います。そのため、自身の知識が施設利用者だけでなく現場で働く人々の負担を減らし介護現場をより良いものにしていることを実感しやすく、やりがいを感じることができるのが魅力です。
また、介護ロボットなどの導入を進めていない施設の多くは最新の技術を扱うことのできる人材がいないという問題を抱えており、それを解決することができる正しい知識を持った人材が求められています。今後さらに高齢化が進むことを鑑みると、介護ロボットを活用した業務効率の向上の需要はますます高まることが予想され、将来的な需要が高い資格であることも魅力のひとつといえます。